▲おやつ感覚で味噌こんにゃく。じつに美味であったー▲これはあんまりイイ写真じゃないが、ここは素敵なのだよ▲七代の滝 良い "気" を感じました▲命の水だー▲天狗が腰掛けていたというこんな立派な木も▲宿坊入口の門▲玉堂の間 緑いっぱいで素敵です!▲川合玉堂氏の作品がババンと!▲奥多摩といった澤乃井▲御師料理 この後 じゃんじゃんお料理が運ばれてくる▲猿酒▲虹鱒を5時間蒸したお料理▲激馬トマト▲黒米とシソの実入りごはん 甘味があって最高!
標高922m、1200年の歴史を持つという奥多摩の霊山
御岳山(みたけさん)へ行ってきました。ハセツネの第三関門としてその筋の方たちには馴染みのある山ではないかと思います。私もこの辺では「もうシヌー」とか叫びながら走って(歩きか?)いたことを思い出します(笑)
ま、そんなハセツネコースの中では賑やかエリアの御岳山には宿坊がいくつか存在します。その宿坊では信者のために供されるたという御師料理(おし)
がいただけるとのことなので興味津々だったわけです。 山行きたい。美味しいモノが食べたい。できれば私を健康にしてくれるお料理がいいな。と思う私の各種条件を全て満たしてくれると踏んだのがこの御岳山の宿坊でした。その数ある宿坊の中から、先日読んで大興奮していた本「山小屋ごはん」で紹介されていた「山楽荘」へ行ってみることにしました。
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前日の午前様kjskyのせいで、奥多摩駅に到着予定が朝の10時。計画していた登山コースを辿るには遅過ぎる(奥多摩駅→愛宕山→鋸山→大岳山→御岳山を計画していた)ということで、御嶽駅で下車しケーブルカーを利用して御岳山頂まで行くことにしました。
山頂ではまず、急できつーい石段をせっせと登り御岳神社参拝です。 そして今日のお昼は、御岳山頂付近のとても山の上とは思えない充実っぷり&賑わいをみせる、ちょっと江ノ島を思い出させる商店街の中の「駒鳥売店」でとることにしました。
本日は「山菜そば」(900円)を注文です。
こちらのお店は見晴らしが良いということと、お店のおばさんがとても元気に呼び込みをされているということで大繁盛していました。以前トレーニングでココを通過した時にソフトクリームを食べたのもこちらのお店だったことを思い出しました。呼び込みはするもんですな。 そして肝心のお蕎麦の方はボリュームもあり山菜もたくさんのっているなかなか満足できる一杯でした。 あそうそう、お蕎麦を食べる前に展望食堂でみそおでん(400円)も食べました。こちらも美味でありました。
軽く雨が降ってきたので、食後は宿坊へ向かい少し早めにチェックイン。ところがさすがに「まだお部屋へはご案内できません」と言われてしまい、荷物を置かせてもらい少々身軽になってロックガーデン(岩石園)とやらを散策することにしました。 約1.5kmの整備された散策コースです。 長く続く急な鉄階段を降りて七代の滝(良い "気" に充満している感じがした)を見たり、天狗の銅像がちょこんと乗った天狗岩をチラ見したり、大きな岩がゴロゴロした気持のいい沢沿いを歩いたり、松本清張氏の横顔みたいな黒い岩があるちょっとオドロオドロシイ綾広の滝を見たりすることのできるかなり楽しいコースでした。このコースなら軽いトレッキング感覚で「登山なんていや」な人も楽しんでもらえそうだなーと思ったりしました。 でも喉はカラカラになるので、登山道途中にある水場はオアシスのようでした。
15時半頃宿坊入りです。旧館を希望していたので日本画家の川合玉堂氏が利用されていたという多摩という玉堂の間へ通していただけました。窓の外に緑いっぱいの純和風のお部屋に大興奮の巻。ひぐらしや鳥の鳴き声を聞きながらしばしお昼寝です(幸)
しばらくしたらお風呂開放の知らせきたので、18時の夕食の時間まで漢方薬膳の湯とやらに入ります。 「ウヒョー 極楽ってこういうことだわよね〜〜」 心の中で叫びながら 久々にガンガン使って疲れまくっている足をマッサージします。山の中でこんなたっぷりのお湯に浸かれるなんてホント幸せだとシミジミ喜びを噛み締めながら大満喫です。
待ってましたーの夕食タイム♪ 神棚のある広い広間でいただきます。7組いる本日のお客さんのお膳がゆったりと並べられています。
こちらのお料理は、漢方薬、自家菜園で栽培したという有機野菜、山で取れる天然の野草や山菜を使ったたいへん健康的なお料理です。精進料理ではないのでお肉やお魚は使われるので満足度はかなり高いです。
まず、食前酒に出される梅酒に似た「猿酒」(猿がねぐらの巣に持ち帰った木の実らが発酵して出来たお酒)をグビッといただいて、食卓に並ぶ食材を育てられているご主人のお話を聞きながら、じゃんじゃん運ばれてくるお料理をいただきます。
・柚子の寒天寄せ(まずこれを一口食べてズキューン、食材の美味しさがカラダ中に染み渡る感じ)
・手作り刺身こんにゃく(ぷるっぷる)
・青梅の甘露煮
・エシャロット
・イノシシ鍋
・ズッキーニの肉詰め
・虹鱒(?)の蒸し物(お腹にもち米を入れて5時間蒸す。頭から尻尾までやわやわ)
・アマランサスやシソの葉の天ぷら
・茶碗蒸し
・いんげんの胡麻和え(濃い味のいんげん)
・トマトのハチミツ煮( (゚д゚)ウマー! )
・きゅうりの酢の物
・黒米とシソの実を混ぜたごはん(満腹だけどお替りしたくなる美味しさ)
・ぶどう
・ウコン茶
何か抜けていそうですが、ざっとこんな感じ。チヨー満腹です。
部屋に戻りプハーッとひっくり返っていたらなんと巨大蜘蛛発見! ササササと逃げる音さえ聞えてきそうなくらい巨大です。宿の人に相談したらハイハイと慣れた感じでやってきて、ななんと手掴みで蜘蛛を捕まえて持って行ったのです! 勇敢だーー。 まーでも山で暮らしていたらこれくらい当たり前なのかもしれません(^^;
再び薬膳風呂に入り、普段ありえない時間に就寝。爆酔です。
「御岳山→大岳山→鋸山→愛宕山→奥多摩駅コース」の記事につづく 予定。後日。。。
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山楽荘(さんらくそう)
東京都青梅市御岳山108
0428-78-8439
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